もっと身近に災害医療
■ Triage 知っていますかトリアージ?
トリアージという言葉を知っていますか?
防災訓練の季節になると消防や医療の人たちがカラフルな札を持ってきて、それを模擬患者の人たちにつけています。
あれはトリアージタッグ。トリアージはそもそもはフランス語で、スペルはTriage と書きます。
何かを選別する、ある基準に従って分類をする。
そんな意味です。
では、災害では何を選別するのでしょうか。
答えはケガの程度、重傷度です。
揺れで家の階段から落ちて頭を強く打ち、出血している人。
意識がありません。
他には、手首を骨折して痛い痛いと大騒ぎしている人。
どんな判定をすればいいのでしょうか。
素人にはまったく分かりません。
そんな人たちがケガ人を収容する場所にドッと集まったら・・。
混乱、パニックという表現では収まりきらないでしょう。
現に、神戸ではこうした事態が一気に起こりました。
そして、適切な処置が出来ないまま大きな犠牲を出してしまったのです。
短時間に多くの重傷者を分類しなくてはなりません。
お医者さんでも大変な作業です。
それを一人につき30秒くらいでやらなければならないのです。
ケガ人が圧倒的に多いから、それだけの理由で。
それがトリアージです。
冷静に、手際よく、ある手順でその人のケガの程度を判定していき、最終的に誤りのない分類をする方法が必要です。
災害医療は救急医療と決定的に異なります。
それも驚きですが、現実です。
ともかくオーダーが違う。
普段の100倍は患者か出るとしたら、治療する側も中途半端な体制はとれません。
病院が被害に遭わないとしても、それだけでもとてつもなく大変です。
整形外科医を一瞬にして大量にコピーすることはできませんから、普段からその時を想定して専門科目以外のドクターも変わり身の術を身につけなくてはなりません。
その場に立つことになる私たちは何をすればよいのでしょうか。
そのためには、慌てずに一つ一つ、何が変わり、何を補えばよいのか考えていくことです。
私が運用しているホームページ(www.asahikako.jp)には、動画も乗せています。
想定シミュレーション映像、一見に如かずです。
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