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・そのすべてがこの30分でわかります
救護所は混乱します。各校区に指定された学校などが救護所として稼働することになっていますが、ケガをした人たちはわれ先にここにやってきます。
そうした状況を前提に作られたのがこのトリアージビデオです。
実際の撮影では多くの方々のご協力をいただきました。まずケガ人に扮する役どころは静岡市内の町内の方々にお願いしました。小学5年生の坊やからお年寄りまで、7つの症例を演じてくださいました。やけどの役は気温4度という寒さも重なり、大変辛い役回りでした。住民自らが被災状況にあわせて、その時の時間の流れで演じてみる。
これが最大の特徴です。ケガのメイクも行います。模擬血液や骨折などを模した外傷キット、やけどの水疱を再現する白いジェル。どれもリアリティーに富んでいます。
そのはずです。このメイクはテレビドラマ「ER」で使われているものと同じだからです。
ハリウッド仕込みの本物のメイク。さらにケガ人には、医師への訴え方や痛さの表現、動作などもていねいに説明します。にこにこ笑ったケガ人などいるはずがないからです。
家族の役割、患者を運ぶ町内の人たちの演技や動きにも、細かい指定があります。
ケガ人に声をかけ励ますのは当然です。意識のない患者には家族が名前や様態を説明する義務があります。そうした役どころも設定されています。
さらにこのビデオの特徴でもある救護所での騒ぎ役の設定。これは現実を超えた役ではありません。事情によってはあなたがそうなる可能性もあるのです。
家族が瀕死の状態で、それを何とか救って欲しいと医師に訴えかけるあなた。
他に誰がいようと、自分の家族をまっ先に見て欲しいのです。「何とかしてくれ」、「助けてくれ」と大きな声で医師に迫ります。救護所の混乱を助長する存在です。しかし、それが無いとは誰も断言できません。騒ぎは大きくなりかけます。
そうした混乱を最大限に再現し、それをシミュレーションとして意識の中にインプットしてみたらどうなるでしょう。このビデオの目的はそこにあります。
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